土壌の成り立ち

皆さん、こんにちは。絵描き農家まごです。


今回の記事では「土壌の成り立ち」について解説します。

土壌の材料


私たちの周りに当たり前のように存在し、植物を育て、動物のすみかにもなる土壌。


その原材料は岩石です。


この岩石のことを母岩と呼びます。


母岩が風雨や日光にさらされ,気温変化を受けて,次第に風化し、細粒化されたものが、土壌の材料となります。


母岩が細粒化された状態のものを、母材と呼びます。
この状態では、まだ土とは呼べません。

土をつくるのは微生物?


この母材が水や風の力で堆積したところに、微生物や動植物が住み着きはじめ、その死骸が土壌の中や表面に堆積し、微生物の力で分解され腐食となって、母材と混じり合うことで土壌が構成されます。


これを「土壌化作用」と呼びます。

10cmの土壌ができるのにかかる年数

言葉にすると簡単ですが、上記で説明してきた工程には、気の遠くなるような年月がかかります。

自然界において、土壌は1年間に0.5~1mmしか堆積しません。

場所にもよりますが、10cmの黒い土壌の層が堆積するまでには、なんと100〜200年の時間を要します。


私たちの周りにあたりまえに存在する土壌ですが、実はとても貴重な存在だということがわかりますね。

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